DV・DE線用引込碍子(バインドレス碍子)Lead-in insulator for DV/DE line (Bindress insulator)

DV・DE線用引込碍子(バインドレス碍子)
DV・DE線用引込碍子(適用径2.6mm~22mm²) 関西電力型(左)
DV・DE線用引込大型碍子(適用径22mm²~60mm²) 四国電力型(右)
耐久性に優れた磁器碍子で循環型社会(3R)に適応
  • 耐久性に優れ、破壊箇所がない限り再使用可能
    磁器は紫外線による劣化に強く、耐久性に優れており破壊箇所がない限り、何度でも再使用可能です。
  • 細径(2.6mm)から太径(60mm²)まで2種類の碍子でDE線にも対応
    2種類で細径から太径まで対応しており、資材点数を削減することができます。
    またDV線とDE線の2種類に対応しています。
  • バインドが不要で作業時間を大幅に短縮
    バインドが不要なため、作業時間を大幅に短縮できます。

DV・DE線用引込碍子 納入の歴史

1964年(昭和39年)
四国電力(株)様から認定。納入開始
1967年(昭和42年)
中国電力(株)様から認定。納入開始
1973年(昭和48年)
北海道電力(株)様から認定。納入開始
2010年(平成22年)
関西電力(株)様から認定。オール電化普及に伴う電線サイズ拡大に対応するべく22mm²まで引留が可能な、改良品を共同開発。納入開始
2015年(平成27年)
沖縄電力(株)様から認定。納入開始

1964年の四国電力(株)様に始まり、約60年間にわたりDV・DE線用引込碍子は各地で使用されています。
オール電化の普及など、時代の変化にも対応するべく細かい設計変更を重ね、長きにわたり全国各地の電力の安定供給を支えています。

最近の開発事例
オール電化 需要増

近年では、オール電化を採用する家庭増加に伴い、電気使用量も増加。そのため、引込電線のサイズが拡大しつつあります。

その背景から、22mm²までが引留可能なタイプを、関西電力(株)様と、共同で開発いたしました。

DV・DE線用引込碍子小型 適用径▲DV・DE線用引込碍子小型 適用径
開発での工夫

引留可能サイズ拡大には、碍子のサイズ拡大および重量増加は避けて通れない問題です。
その懸念点に対して、中心部に貫通穴を設けることで、軽量化設計を実現。

また、太い電線を巻きつけ固定しやすくするために、大型のひし形形状へと設計を変更。

引留サイズ拡大に伴い、
貫通穴を設けて軽量化

四国電力タイプ▲四国電力タイプ
関西電力タイプ▲関西電力タイプ

つばを大型のひし形形状へ変更

四国電力タイプ▲四国電力タイプ
関西電力タイプ▲関西電力タイプ

時代の変化とともに、改善を重ねていくことで、当社はより良いモノを提供し続けます。

Topics

採用されている
電力会社様と各適用規格
DV・DE線用引込大型碍子

採用されている電力会社様と各適用規格

電線サイズ
DV・DE線用引込碍子
関西電力認定品
DV・DE線用引込碍子
四国電力認定品
DV・DE線用引込碍子
中国電力認定品
DV・DE線用引込碍子
四国電力認定品

DV・DE線用引込大型碍子

22mm²~60mm²の電線径にも対応できる大型のDV・DE線用引込碍子です。

太径の電線においてもバインド線の巻き付けが不要であるため、効率良く作業が可能です。

DV・DE線用引込大型碍子を使用した22mm²~60mm²の巻き方(参考:四国電力様)

22mm²
①B側の電線を下におろす
②下げた電線が“S字”になるように巻き付ける
③A側の電線を矢印方向によせ、
碍子にかける
④完成(同様に反対側も行う) 
※張力かけながら
38mm²
①B側の電線を碍子に巻き付ける
②B側の電線を碍子に引っ掛ける
③B側の電線を矢印方向によせ、
碍子にかける
④完成(同様に反対側も行う) 
※張力かけながら
60mm²
①B側の電線を下におろす
②A側の電線を碍子にかける
③A側の電線を矢印方向によせ、
碍子に引っ掛ける
④完成(同様に反対側も行う) 
※張力かけながら
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