
ヒートシンクの設計・試作・検証をお任せください
アルミの熱伝導率は銅の約半分ですが、軽量で材料コストが安定しているというメリットがあります。
何をどの程度冷やすかはお客様により異なります。
用途や使用環境に最適な水冷ヒートシンクを設計・製作します。
水冷ヒートシンクは、材質とポンプの性能が同一であっても、流路によって、また熱源との接触面の精度によって大きく異なります。
表面温度のバラツキが少ない
流路設計
熱源との隙間をなくすため平面度と平行度は0.02mm以下
ろう付により本体(水路側)とフタの全面を隙間なく接合
材質 | 本体 | A1050、A6063 |
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口金 | SUS | |
最大サイズ | 1500L × 1000W | |
平面度 | 0.02mm以下(冷却部) | |
平行度 | 0.02mm以下(冷却部) | |
表面処理 | なし |
本体側とフタ、口金をフラックスろう付または真空ろう付により接合しています。接合の信頼性が高く安心して使用していただけます。
真空装置内で使用するなどガス放出が問題となる場合は、フラックスは使用せず真空ろう付を行ないます。
※アルミをろう付する技術
部材(母材)自体を溶融させずに接合させるため、ろう材には接合する部材(母材)よりも融点の低い合金(ろう)を使用する必要があります。
アルミ(A1050)の融点が約650℃に対し、使用するろう材もアルミがベースなので、その差がほとんどありません。A6063でも同様にろう材の融点と近接しており、炉内の温度制御が重要となります。
・純水(※イオン交換ユニットで管理されたもの)
・不凍液(防錆剤入り)
エチレングリコール+純水
プロピレングリコール+純水
※ヒートシンク周辺、例えばチラーや配管、テフロンチューブ、グリス、熱伝導シートなどについても
お気軽にお問合せ下さい。
1500L×1000Wを超える大型ヒートシンクもご相談ください。1500L×1000Wを超えるヒートシンクを一体型で製作することはできませんが、複数のヒートシンクを分割設計でご希望サイズのヒートシンクを提案します。
ヒートシンクを設計するには、最終的に6つの項目を埋める必要がありますが、とりあえず冷却性能を決める条件となる2つ(熱負荷と熱源のサイズ)があれば、残りの項目をヒアリングのうえ、ヒートシンクを設計・提案します。
当社のヒートシンクは、市販のチラーメーカーが推奨する流量の範囲に適した設計となっています。
また、流量をさらに増やして冷却性能を向上させる低圧力損失タイプのヒートシンクも製作できます。ご使用されるチラーの種類や冷媒、要求される圧力損失等をお聞かせください。
均一冷却だけではなく、高性能な冷却も実現します。熱源の熱負荷やサイズ、流量などから、より冷却能力に優れたヒートシンクを製作します。
口金の材質はろう付の後でも軟化しにくいSUS製を使用しています。
そのため、増し締めしても変形しにくいので、水漏れの心配はありません。
口金と本体はろう付により接合しています。
シールテープやねじ込み式ではないので、緩まない構造となっています。
※付属品が不要で取り付けも簡単
チューブを取り付ける際、付属の袋ナットで簡単に取り付けることができます。(ホースバンド等は不要です。)
※ユニバーサルヒートシンクは熱源取付面の全体に追加加工が可能です。
※セミユニバーサルヒートシンクは指定範囲(熱源取付面の両端部)にのみ追加加工が可能です。
冷却対象の熱量やサイズはお客さま個々に異なることから、当社では、お客さまのご要望に応じた水冷ヒートシンクつくることを基本としています。一方で、直ぐに欲しい、とりあえず欲しいというお客さま向けに、標準品もご用意しています。
アルミの熱伝導率は、銅の約半分ですが、メリットもあります。
原材料費が銅に比べ約3分の1
比重が約3分の1。アルミ:2.7、銅:8.9。
一般によく知られた材料でいえば、銅(398W・m-1・k-1)は銀(420W・m-1・k-1)に次いで熱伝導率の値が高い材料です。
アルミニウム(236W・m-1・k-1)の約2倍、ステンレス(16.7W・m-1・k-1)の20倍以上あり、特にヒートシンクに適した材料といえます。
水冷ヒートシンクのこだわりを「水冷ヒートシンクのトップページ」で紹介しています。