
LEDの冷却こそ、均一冷却!
LED照明には均一照射・均一輝度が求められます。
そのため、LED装置の発熱を制御することが大切です。
カワソーテクセルでは、LED専用の均一冷却流路を設計します。
熱源であるLED装置を均一に冷やすことで、LED自体の温度バラツキを低減させ、LEDの均一輝度・均一照射を実現します。
一般的な流路では、ヒートシンク表面にも温度バラつきが発生してしまいます。
UV照射装置ではUV光量のバラつきが硬化レベルに影響を与えるため、ヒートシンク表面を均一に冷却することが重要となります。
ヒートシンク表面を均一冷却にすることで、それぞれのランプから発するUV光量のバラつきを抑え、紫外線エネルギーを効率よく被照射体に向けて放出することが出来ます。
UV照射器の性能を引き出すためにも、表面温度のバラつきが少ない流路設計が大切です。
今よりもっと発光出力を上げたい!
U字流路の水冷ヒートシンクより、「よく冷える水冷ヒートシンク」をご提案します。
LEDの高出力化の冷却パートナーとして、最適なヒートシンクを設計・製作します。
豊富な実績から、使用環境に合わせた材質(銅・アルミ・SUS)や冷媒をご提案します。
熱電対を埋め込んだヒートシンクの上にヒーターを載せて温度を測定しました。
銅製水冷ヒートシンク(400×90×19t) | ||||
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試験条件 | 熱負荷 | 冷媒温度 | 冷媒 | 流量 |
2000W | 30℃ | 50wt%エチレングリコール水溶液 | 5L/min |
※材質:C1020(無酸素銅)、表面をNiめっき処理しています。
※流路幅12mm×深さ10mmの設計です。
カワソーテクセルはヒートシンク表面の均一冷却を大切にしています。
流路設計によって温度バラつきを抑えた設計をしています。
熱負荷と熱源のサイズをお聞かせいただけますと、冷却性能の高い最適な流路形状のヒートシンクを設計・提案します。
LED取付穴の加工に対応した、均一冷却での流路設計にてご提案致します。
最大サイズ1500L×1000Wまで、制作可能です。
水冷ヒートシンクの表面処理として、反射防止を目的とした焼付け塗装、放熱性を向上させる電着塗装も行っております。
用途や使用環境に最適な表面処理をご提案します。
種類 | 目的 |
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つや消し焼付け塗装 | 反射防止 |
電着塗装 | 放熱性向上 |
放熱性に優れる銅、軽量化やコスト面に優れるアルミ、耐食性に優れるステンレスなど、用途や使用環境に合わせた材質で最適なヒートシンクを設計・製作します。使用環境や温度によって、最適な冷媒をご提案します。
材質 | 推奨する冷媒 |
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銅 | 純水(※イオン交換ユニットで管理されたもの) 不凍液(防錆剤入り) エチレングリコール+純水 プロピレングリコール+純水 |
アルミ | 純水(※イオン交換ユニットで管理されたもの) 不凍液(防錆剤入り) エチレングリコール+純水 プロピレングリコール+純水 |
ステンレス | 冷媒の種類を選びません |
特性 | 銅 | アルミ | ステンレス |
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熱伝導率(W/(m・K)) | 398 | 236 | 17 |
比重(g/cm³) | 8.82 | 2.68 | 7.93 |
耐食性 | ○ | △ | ◎ |
※ヒートシンク周辺、例えばチラーや配管、テフロンチューブ、グリス、
熱伝導シートなどについてもお気軽にお問合せ下さい。
初めての水冷ヒートシンクご使用にあたっても、弊社でシュミレーションを行い、最適なヒートシンクを提案致します。
また、チラーやチューブ等の関連資材についてのご相談も承ります。
水冷ヒートシンクの性能は、材質とポンプの能力が同一であっても、流路によって、また熱源との接触面の精度によって大きく異なります。
表面温度のバラツキが少ない
流路設計
熱源との隙間をなくすため平面度と平行度は0.02mm以下
ろう付により本体(水路側)とフタの全面を隙間なく接合
口金の材質はろう付の後でも軟化しにくいSUS製を使用しています。
そのため、増し締めしても変形しにくいので、水漏れの心配はありません。
口金と本体はろう付により接合しています。
シールテープやねじ込み式ではないので、緩まない構造となっています。
※付属品が不要で取り付けも簡単
チューブを取り付ける際、付属の袋ナットで簡単に取り付けることができます。(ホースバンド等は不要です。)
冷却対象の熱量やサイズに応じて最適な水冷ヒートシンクを製作します。
水冷ヒートシンクのこだわりを「水冷ヒートシンクのトップページ」で紹介しています。